こんにちは。新米パパブロガー ほのパパです。今回は、娘が産まれた時の話を書きます。
うちの場合、予定日より約1ヶ月早く生まれる事になりました。初産だったので、予定日自体はあまり気にしていなかったのですが、それでも、斜め上を行く早期決着でした(笑)
僕が、せっかちなので、遺伝したんでしょうね(笑)
突然来るそのタイミング
普通に会社から帰って、ちょうどその日に行った定期検診での話などをしながら、夕飯を食べ終わったくらいから、嫁の具合が吐き気などを伴い、悪くなり始めました。
今までも、妊娠後期になり、体調が優れなかったことなどありましたので、特に気にせず、ベッドで休んでもらうことに。
しかし、22時30分くらいに今までにないほど、胃が痛いと、泣きはじめます・・・
かかりつけの産院に設けられている24時間相談に電話する事を、嫁に提案しました。
パパ・ママ学級で少しでも違和感があったら、電話してくださいね!と言われていましたので。
早速、電話をかけてみると、すぐ来てくださいとのこと。
自宅から少し、離れたところにある産院なのですが、夜中だったこともあり、20分くらいで到着しました。その間にも吐きまくり、繰り返しくる腹痛で、衰弱してました。
産院での処置
電話していたこともあり、車が到着すると、助産師産2人が迎えに来てくれました。一人じゃ運べなかったので助かりました。
院長先生は、帰宅していたため、当直の先生が対応してくれました。嫁は前日の検診で、妊娠高血圧症気味だと言われていました。妊娠高血圧症でこのような症状になった場合の多くは、子供を取り出す場合が多いです。と先生から言われました。
あまりにもさらっと言われたので、その時、「今日、産まれちゃうんだ。」と思っちゃいました。
先生曰く、割と良くある話だそうです。
そこからが、長かったんです。嫁には点滴と血圧、心拍計、胎児心拍数モニタリングする装置をつけてひたすら、病室で待機でした。嫁は辛そうでした・・・
医院長先生と話した結果、産院では設備が足りないので、大きな病院に引継ぎたいとのことでした。僕もその方が安心なので、賛成でした。
しかし、深夜ということもあり、受入てもらえる病院が見つかりませんでした。最初はわりと近場のA大学病院という話でしたが、症状を確認してもなかなか返答が来ません。それに並行して、B救急病院、C地域病院にもアポを取ってもらいました。
1時間半ぐらい経ってようやく、B救急病院に受け入れてもらうことになりました。しかし、B救急病院は産院から35km以上離れてます。
雨降る深夜の救急搬送
嫁は救急搬送してもらうので、救急車に当直の先生が乗ってくれました。感謝です。僕は自家用車で、後ろから追っかけます。
距離が距離なので、搬送は高速使って行きました。夜中だったので、助かりました。救急車は信号関係ないので、さっさと行っちゃいます・・・
こっちは、信号守るので、置いて行かれます。B救急病院周辺は日中だと混むので、ヤキモキしたことでしょう。
救急病院
3,40分くらいでしょうか?B救急病院に到着しました。
処置室にて、問診が始まります。もう、嫁の意識は朦朧としています。
後から嫁に聞きましたが、辛くて、もう何でもいいから処置してくれって感じだったそうです。
診断、経過観察に1時間くらいかかりました。やっと先生から説明を受けます。
「妊娠高血圧症に合併してHELLP症候群にかかっており、母体の肝機能が低下していて、このままだと母体が危険なので、胎児を取り出します。」とのことでした。
幸い36週でしたので、取り出しても胎児は問題ないとのことでした。後から聞いた話ですが、体重より週数の方が重要みたいです。
HELLP症候群
医者にHELLP症候群って言われてもよくわかりませんでした。多分、分かる人少ないかと思いますので少し、紹介します。
HELLP (ヘルプ)症候群
溶血(he
molysis)、肝酵素の上昇(el
evated liver enzyme)、血小板減少(l
ow p
latelets)の症状が出現するそうです。それらの頭文字を取ってヘルプ症候群と呼ばれています。 妊娠高血圧症候群の患者さんに多く発生すると言われており、 妊娠中のみならず妊娠後に発生することもあるそうです。
HELLP症候群の原因
はっきりとした原因は不明らしいです。血管を構成する細胞の障害、血管の攣縮(けいれんして収縮する状態)が推測されています。
HELLP症候群の症状
最も重要の症状は突然の上腹部痛や心窩部痛です。
これはHELLP症候群の患者さんのほとんどに見られる症状のようです。
これまで何も症状がなかった方が突然、「胃が痛い!」と訴えるそう。これ以外にも疲労感、倦怠感もかなりの方に見られ、嘔気や嘔吐、食欲低下などもあります。
うちの嫁もほぼ全ての症状が当てはまりました。今、妊娠している方は、参考にしてみてください。
いよいよ手術
術前検査ということで、色々検査してました。診断を聞いてから1時間くらい経ってます。その間に、僕もA4数十枚の同意書を読んでサインしてというのを繰り返してました。
疲労困憊の嫁、痛みに苦しむ力もありません。手術室に入る際にも、「頑張って!」と声をかける気にはならなかったです。「大丈夫!」って言ってあげるのが精一杯でした。
手術室に入ってしまえば、何もできません。父親とは出産時は、無力です。あとは、ただただ、無事に生まれてくることを祈るだけです。
初めての対面
入室後、1時間後くらい、そう午前5時くらいに手術室のドアが開き、保育器が出て来ました。助産師産が、「元気な女の子ですよ」と言って見せてくれました。
シワシワで、小さくて、眠っていました。どっちに似てる?とかそう言う次元ではなかったです。
正直、まだ、父親の実感がこの時はなかったです。出て来たって感じですかね?
ただ、無事に生まれたんだ・・・という安堵感が自分の中に生まれ、少し力が抜けました。
嫁の手術は、まだ1時間くらいかかるそうです。そのまま、待つことにしました。
手術が終わり
嫁の手術も無事に終わり、安堵と眠気が襲います。午前7時すぎ・・・桝くんがZIPやってる頃すっ。
嫁も休みたいとのことで病院を後にします。僕も寝たいです・・・
ふと、車を運転しながら疑問が・・・
先生から術後の説明等を受けてない!!HELLP症候群は、子供を出せば自然と治るもんなの?それ以外に治療あるの?とか思いつつ、まぁ、病院だからちゃんとしてくれるでしょと帰宅し、爆睡したのでした。
それが、初めて親になった朝の出来事です。我ながら、感動できる要素が全くないなーとか思いながら書きました。
しかし、ここから先がバタバタだったんですよ。準備は全部嫁任せだったので・・・
その話はまた、違う記事で!